RSウイルス母子免疫ワクチン(移行抗体を用いた新生児等の感染症予防)

更新日:2026年05月15日

妊婦のRSウイルス母子免疫ワクチンの定期接種化について

令和8年4月1日からRSウイルス母子免疫ワクチンの定期接種が始まりました。

RSウイルス母子免疫ワクチンを接種することにより、妊娠中に胎盤を通じて抗体の一部が赤ちゃんに移行し、免疫が未発達な赤ちゃんを感染から守ると言われる一方で、接種による中長期的な影響は明らかになっておらず、副反応リスクもあることから慎重にご判断ください。

接種を希望される場合は、主治医にご相談ください。

RSウイルス感染症とは

RSウイルスの感染によって引き起こされる呼吸器感染症です。

2歳までにはほぼすべての乳幼児が感染するとされており、初めて感染した乳幼児の7割は軽症で数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴(ゼーゼーと呼吸しにくくなること)や呼吸困難など症状の出現、細気管支炎や肺炎など重症化することがあります。

重篤な合併症として注意すべきものには、1歳以下では中耳炎の合併症がみられるほか、無呼吸発作、急性脳症等があります。

感染経路はRSウイルスに感染した人の咳やくしゃみなどによる飛沫感染と、ウイルスの付着した手指や物などを介した接触感染と言われています。

 

RSウイルスワクチンの安全性

ワクチン接種後、以下のような副反応がみられることがあります。接種後気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。

主な副反応の発現割合 アブリスボ(ファイザー社)
10%以上

注射部位の疼痛、頭痛、筋肉痛、関節痛、悪心、下痢、

疲労

1~10%未満

注射部位の紅斑、腫脹、38℃以上の発熱、嘔吐

 

諸外国の導入状況

※RSウイルス母子免疫ワクチンと抗体製剤ファクトシートより抜粋

下表に示す通り、米国・英国・フランス・豪州では接種を推奨している一方、カナダ・ドイツでは推奨がなく、韓国では製造販売承認されていない。接種が推奨される妊娠数週は、英国と豪州が28週以降であるが、米国とフランスは32週以降としている。FDAは早産リスクの可能性も鑑みて、妊娠32週~36週の期間で薬事承認している。フランスは、EMAの承認した妊娠24週~36週の期間が適応されるも、早産リスクの可能性と早産児に対する有効性データーが限定的である点を考慮して、妊娠32週~36週での接種を推奨している。出産前における母体由来抗体の胎盤移行期間も考慮して、英国以外の国が36週までの接種を推奨している。

※諸外国における妊婦へのRSV母子免疫ワクチン接種の推奨状況

国名 接種推奨される
妊娠週数
推奨接種機関
(流行期)
妊娠毎の
再接種推奨
薬事承認された
妊娠週数
米国 32週~36週 9月~1月 なし 32週~36週
カナダ 推奨なし 32週~36週
英国 28週以降 通年 あり 28週~36週
フランス 32週~36週 9月~1月 検討中 24週~36週
ドイツ 推奨なし 24週~36週
豪州 28週以降

通年

検討中 24週~36週
韓国 薬事未承認

 

対象者

接種日当日、泉大津市に住民票を有する妊娠28週0日~36週6日の妊婦の方

※妊娠ごとに1回接種。

※接種後14日以内に出生した乳児における有効性は確立していないことから、妊娠38週6日までに出産を予定している場合は医師にご相談ください。

接種方法

市内指定医療機関への予約が必要です。

指定医療機関以外で接種を希望される方は原則、事前に申請が必要です。

接種を受ける際は下記に掲載している説明書を必ずお読みください。

実施場所

市内指定医療機関(下記母子保健予定表に掲載の「育児相談・市内指定医療機関」参照)

持ち物

母子健康手帳・マイナ保険証(資格確認書も可)

※予診票は、指定医療機関に備えています。

費用

無料

注意事項

対象以外の接種は予防接種法に基づかない接種(任意接種)となり、万が一、健康被害をうけた場合は、「健康被害救済制度」の対象外となります。「副反応が起こった場合について」をご参照ください。

この記事に関するお問い合わせ先

子育て応援課
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