子宮頸がん予防ワクチン

更新日:2023年08月01日

平成25年6月14日から積極的な接種勧奨は差し控えられていましたが、令和3年11月26日積極的な接種勧奨の差し控えが解除されました。

対象となる方は公費助成により無料で接種が可能ですが、ワクチン接種によりHPVの感染を防ぐことで将来の子宮頸がんを予防できると期待される一方で副反応のリスクもあることから、下記厚生労働省ホームページ等にて詳細をご確認のうえ、接種を受ける本人・ご家族ともよく理解頂き、慎重に判断してください。

子宮頸がん予防ワクチンの安全性と副反応については、下記ページも併せてご確認下さい。

対象者

小学校6年生~高校1年生相当の女子

キャッチアップ接種対象者(平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの泉大津市民)

全3回接種のうち、不足している回数を定期接種として接種できます。(令和7年3月31日まで)

また、定期接種終了後から令和4年3月31日までの期間に自費で接種を受けた方については、償還払いを実施しています。詳細については下記のページをご確認下さい。

接種方法

3回接種です。 1~2か月の間隔をおいて接種し、その後1回目から6か月の間隔をおいて接種します。ワクチンの種類によって間隔は異なりますので接種時に接種医にご確認ください。

ヒトパピローマウイルス感染症について

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、ヒトにとって特別なウイルスではなく、多くのヒトが感染し、そしてその一部が発症します。100種類以上の遺伝子型がある中で、子宮頸がんに関連の高いタイプが16型、18型で、子宮頸がんの50~70%はこれらの型が原因です。HPVに感染しても多くの場合は自然に排除されますが、一部が数年から十数年をかけて子宮頸がんを発症します。子宮頸がんは20歳~40歳の若い世代で増加傾向にあるがんです。 ワクチンでHPV感染を防ぐとともに、子宮頸がん検診によって早期発見し、早期に治療することで多くのがんを防ぐことができます。泉大津市では20歳以上の女性の方は500円で子宮がん検診を受診できますので、詳細は保健センター(健康づくり課:電話 0725-33-8181)までお問い合わせください。

子宮頸がん予防ワクチンについて

国内で接種できる子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がん患者から最も多く検出されるHPV16型、HPV18型に対する抗体を含んでいる2価ワクチン(サーバリックス)と、尖圭コンジローマ等の原因ともなる6型、11型も加えた4価ワクチン(ガーダシル)があります。 HPV既感染者には有効性が低いことから、初回性交渉前の年齢層に接種することが推奨されています。

9価ワクチン(シルガード9)について

令和5年4月から9価のHPVワクチンも2価ワクチン・4価ワクチン同様、定期接種として公費で接種できるようになりました。9価ワクチンはHPV16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型に対する抗体を含んでいます。

 

接種方法

原則3回接種です。1回目から2か月の間隔をあけて2回目を接種し、その後1回目から6か月以上あけて3回目を接種します。

※15歳未満で初回接種をした場合は、初回接種から6~12か月の間隔をおいた合計2回の接種とすることも可能です。

交互接種について

これまでに2価(サーバリックス)または4価(ガーダシル)のHPVワクチンを1回または2回接種した方については、原則として同じ種類のワクチンを接種することが推奨されていますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です。この場合も定期接種として公費で接種することができます。

副反応について

下記「副反応が起こった場合について」をご参照ください。

実施場所

指定医療機関 (下記母子保健予定表に掲載の「市内指定医療機関・育児相談」参照)

持ち物

母子健康手帳・子ども医療証および健康保険証 ※予診票は、指定医療機関に備えています。

費用

無料

注意事項

対象以外の接種は予防接種法に基づかない接種(任意接種)となり、万が一、健康被害を受けた場合は、「健康被害救済制度」の対象外となります。 「副反応が起こった場合について」をご参照ください。

※令和5年度から中医院が子宮頸がん予防ワクチンの指定医療機関に追加されました。

この記事に関するお問い合わせ先

子育て応援課
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