おうちで体験学習 どんぐりクッキーをつくろう!

更新日:2023年08月01日

縄文時代(じょうもんじだい)の人々は、どんぐりと肉などをまぜたものを薄(うす)くのばして焼いて食べていたと考えられています。

縄文時代の食べ物という印象(いんしょう)が強いどんぐりですが、弥生時代(やよいじだい)の人々も、お米がたくさんとれなかったときのために保存し、同じように食べていたと考えられています。

このどんぐりクッキーを、おうちで作ってみましょう。

材料となるのはもちろんどんぐりですが、どのようなどんぐりでも簡単(かんたん)に食べられるわけではないのです。

どんぐりはそのままではしぶくて食べられないため、アクぬきをする必要(ひつよう)があるものが多いです。

しかし、スダジイやマテバシイなどはアクぬきをする必要がありません。

そういったどんぐりが近くにあれば、とって食べてみるのもいいかもしれません。

しかし、どんぐりをひろって食べるのは大変(たいへん)ですよね。

今回は、どんぐりがなくてもどんぐりクッキーのふんいきを味わえるレシピをつくってみました。

どうぞおうちでつくってみてください!

つくりかたのプリントもありますので、そちらもみながら楽しく学習してみてくださいね。

どんぐりクッキーの材料(ざいりょう)

  • 小麦粉(こむぎこ) ・・・250グラム
  • どんぐりの実(スダジイやマテバシイなどのアクぬきせずに食べられるもの)もしくは、クルミやアーモンドなどのナッツ類・・・50グラム
  • ハチミツ ・・・ 100グラム
  • 塩(しお)・・・  少々
  • たまご  ・・・2こ
どんぐりクッキーの材料

どんぐりを材料として使う場合の事前準備

公園などに生えているどんぐりの木、そのなかでもスダジイやマテバシイという種類の木をさがしましょう。

そこにおちているどんぐりをひろい、水に入れてみます。

こうしてどんぐりが水にがうくかどうかしらべます。ういてきたどんぐりは虫がはいっているか、乾燥(かんそう)しすぎて食べられませんので、とりのぞきましょう。

どんぐりを水へ
どんぐりを割る

どんぐりのからはかたいものでたたいたり、ペンチなどの工具(こうぐ)を使ってわりましょう。

水に沈(しず)んだもののなかにも傷(いた)んでいるものもあります。よく確認(かくにん)しましょう。

薄皮(うすかわ)をきれいにむいて洗(あら)いましょう。

どんぐりの準備(じゅんび)はこれでおわりです。

どんぐりクッキーのつくりかた

1.どんぐりやナッツをつぶす

どんぐりやナッツをつぶしましょう。

すりばちを使ってもいいですし、袋(ふくろ)に入れてつぶすこともできます。

手をたたいたりしないように気(き)をつけましょう。

棒(ぼう)を使うときは棒を立ててつぶすとやりやすいです。

こなごなにせず、形が少しのこるくらいで大丈夫です。

ナッツをすりつぶす
どんぐりをすりつぶす

2.小麦粉や塩をまぜる

ボウルの中に小麦粉や塩、ドングリやナッツを全(すべ)てまぜる。

よくまざったら、ハチミツとたまごをまぜたものをこれに加(くわ)える。

だいたい耳たぶくらいの固さになったら大丈夫です。

混ぜる材料
混ぜたもの

3.形をつくる

丸めて一口大(ひとくちだい)にしてのばします。

めん棒でうすくのばして型(かた)でぬいても大丈夫です。

4.やく

温(あたた)めておいたホットプレートかフライパンで、おもてもうらもこんがり色がかわるまでやきましょう。

生やけにならないよう、気をつけましょう。

どんぐりクッキーをやく
どんぐりクッキー完成!

ほんのりあまくておいしいどんぐりクッキーのできあがり!

あついのできをつけて食べてくださいね。

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