泉大津市参画及び協働の推進に関する条例

更新日:2023年08月01日

みんなでつくろう!つながりを感じる「いずみおおつ」

市民が主役の活力のある豊かな地域社会をつくることを目的に平成27年4月1日から「泉大津市参画及び協働の推進に関する条例」が施行されました。 この条例の理念や内容についてご紹介します。

なぜ、参画と協働が必要なの?

人とのつながりが弱まっている

   ひと昔前はご近所同士で夕飯のお裾分けをする光景が見られたように、日ごろから「向こう三軒両隣」関係ができていました。しかし、マンションなどの集合住宅の増加、サラリーマン世帯の増加、価値観の多様などライフスタイルの変化により地域の人同士のつながりが弱まっていると言われています。

   今こそ、住み親しんでいる地域に目を向けて、市民と行政がお互いに協力して「オール泉大津でまちづくり」に取り組むことを通じて地域の人同士のつながりを取り戻そうというものです。

「協働」ってなに?

   「きょうどう」と言えば、「共同」や「協同」という言葉を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。では、「協働」との違いはどこにあるのでしょうか。

▸共同・・・複数の人、団体が一緒にすること (立場-同じ、活動内容-同じ)

▸協同・・・複数の人、団体が力を合わせて一緒にすること (立場ー違う、活動内容-同じ)

▸協働・・・複数の人、団体が一つの目的を達成するため補い合って協力し合うこと (立場-違う、活動内容-違う)

つまり、「協働」は1つの目的を達成するために、立場の違う人たちが、違う活動を通じて、それぞれが補い協力し合うという意味になります。

なぜ、条例なの?

   「協働」の意味を説明しましたが、「オール泉大津でまちづくり」といっても色々な立場の人たちがまちづくりに関わることになるので、目標とするまちの姿や役割分担などのルールを共有することが大切になります。こうしたことを基本的な約束事として定めるため、条例をつくりました。

条例はどのようにつくられたの?

   市では、平成26年3月に検討会を設置し、市民、地域団体や市民活動団体の代表者をはじめ、学識経験者、市職員を含めた委員により検討を重ねた内容をもとに素案をつくりました。平成26年10月にはフォーラムを開催、また広く意見募集を行うなどして、条例案を作成し、12月の市議会で可決されました。

どのような条例なの?

   この条例は、主に15の項目からできています。大きく分けると「目的・決まり事」「まちづくりを担う人たちとその役割」「市政への参画」「協働の推進」の4つとなります。

条例の内容

条 例 の 内 容

〇目的・決まり事

目的(第1条)定義(第2条)原則(第3条)

〇まちづくりを担う人たちとその役割

市民の役割(第4条)、市民公益活動団体の役割(第5条)、事業者の役割(第6条)、市の役割(第7条)

〇市政への参画

市民参画の対象、方法とその実施(第8~10条)、審議会(第11条)

〇協働の推進

市民公益活動の促進(第12条)、基本施策(第13条)、人材育成(第14条)

〇推進体制

推進会議の設置(第15条)

  ⇒条例では、誰がどのようにまちづくりを担うかについて、次のことが書かれています。

【市民】  

→自らがまちづくりの主体であることを認識し、自主的にまちづくりに参加するよう努める。

【市民公益活動団体】

→多様なまちづくりの主体と交流・連携を図りながら活動を推進するよう努める。 →自らの活動の内容を広く情報発信し、活動への市民の理解、参加促進に努める。

【事業者】

→自らの特性と資源を生かし、自主的にまちづくりに貢献するよう努める。

【市】

→市民公益活動が活発に行えるよう環境整備を行い、参画と協働の機会をつくるよう努める。 →市政における情報を積極的に提供し、市民から意見を求め、施策に反映させるよう努める。

  この条例に込められた想いを大切にし、市民、行政が共に、協働の考え方や意味を理解しながら、今日よりも明日を豊かに、誰もが住み続けたいまちの実現を目指し、‟オール泉大津“でまちづくりを進めていきましょう。

まちづくりの活動をはじめませんか?

   この条例には、市民の役割としてまちづくりに主体的に取り組むことが書かれています。市民の皆さんのそうした活動がより良い地域の形成につながります。市内では、身近にさまざまな活動が行われていますので、できるところからはじめませんか?

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市民協働推進課
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