小松市との連携
連携の内容
令和7年12月3日に、小松市(市長:宮橋勝栄)と、「農業を通じた連携による持続可能なまちづくり」など4項目にわたる農業連携協定を締結しました。
本市では、「市民の健康増進」及び「食料危機への備え」の観点から、日本人の主食であり、栄養価やカロリー貢献度が高い米(食糧)を国内の農業の持続的発展に寄与する形で安定的に確保していくため、令和5年3月に「安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想」を策定。本構想の実現に向け、農業連携先となる自治体を募集したところ、「持続可能な農業の推進」という点において、本市の構想と同市の農業振興の方向性が一致したことから協定締結に至りました。
小松市では、県内有数の収穫量を誇る米どころであるとともに、環境保全型農業の推進に取り組んでおり、必要農薬や化学肥料の使用を必要最小限に抑えた 環境に優しい特別栽培米の生産を推進しています。
連携の第一歩として、特別栽培米である小松市産「エコ育ち」を泉大津市の子育て支援事業や学校給食で提供するところから連携をスタートします。
人にも環境にも優しい「エコ育ち」は、ブランド米の価値向上や販路拡大に向け令和8年産から生産拡大をめざしており、泉大津市との連携により都市部や消費地へのPRを図ります。
今回の連携を機に、生産地と消費地が直接つながることで、生産者が安心して農業を継続できる環境を作り、将来的には、米以外の農作物での連携や、農業体験等による関係人口を増加させる取組みを実施することで、さらなる持続可能な農業の発展をめざします。

調印式における泉大津市・南出市長と小松市・宮橋市長コメント
泉大津市・南出市長
『農地を持たない本市では、「生産地に生かしてもらっている」というその反省を踏まえ、「農業者の担い手不足や高齢化」を単なる「生産地だけの問題」ではなく「市民の食と暮らしの問題」として捉え、「なにがあっても食べていけるまちづくり」を行うため、生産地と消費地が顔の見える関係性を構築し、互いを支えあう、新たな“食のサプライチェーン構築”に取り組んでいる。
その中で、安全で安心な「食」を安定的に確保するためには、持続可能な農業の実現と、その農業を支える「環境」への配慮が必要不可欠である。今回、エコ農業や環境保全を推進する小松市様と連携協定を締結できたことを大変嬉しく思う。農業連携をきっかけに、将来的には地域交流など連携分野を展開し、環境保全型農業の理解促進や泉大津市民の食育推進にも繋げ、子々孫々まで共存共生の関係性を構築していきたい。』
小松市・宮橋市長
『農業連携協定を締結する運びとなり、泉大津市様の学校給食をはじめ、地域の子どもたちなどへ小松市産の特別栽培米をお届けできることは、私たちの大きな喜びであり誇りです。
小松市はこれまでも、安全で安心な農産物の生産に力を注いできました。そして今回、泉大津市様との連携が進むことで、私たちの地域の農産物の価値をさらに広める機会をいただきました。この協定は、単なる販路拡大にとどまらず、持続可能な農業の振興、地域農業者の生産意欲の向上、また地域間交流を深める架け橋となるものと確信しております。
この協定締結は、両市にとって新たな可能性を広げる第一歩です。互いに手を携えあい、地域間での共助と持続的な発展を目指しながら、より良い未来を共に築いてまいります。』
連携協定
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更新日:2025年12月03日