泉大津市×ロート製薬「こどもMYミライアイプロジェクト」始動

更新日:2025年10月27日

Myミライアイプロジェクト1

大阪府泉大津市(市長:南出賢一、以下「泉大津市」)とロート製薬株式会社(大阪本社:大阪市生野区、代表取締役社長:瀬木英俊、以下「ロート製薬」)は、令和5年8月に「Well-being」な社会の実現に向けた包括連携協定を締結し、これまで健康増進に関する様々な取組みを実施してきました。
この度、これまでの連携をさらに発展させ、中でも「アイケア」に焦点をあてた新しい挑戦として、「こどもの視力」と「目の健康」を切り口とした健康プロジェクト「泉大津市こどもMYミライアイプロジェクト」を令和7年10月より始動します。

泉大津市こどもMYミライアイプロジェクトとは、こどもの視力と目の健康を守ることで、健康寿命の延伸とQOL向上を実現する自治体初のモデル事業です。

プロジェクトの背景

現代社会において、スマートフォンやタブレットなどの普及により、こどもをはじめ全年齢層において、目に関する課題が年々深刻化しています。泉大津市では、GIGAスクール構想を積極的に推進し、令和2年度より児童生徒に一人一台端末を配備し「文房具としての活用」を目指しました。インターネットを通じて豊富な情報に触れたり、資料の配布や提示、意見の集約などで授業の効率を高めたりすることで、学習効果が高まることが期待される一方、こどもたちの目を取り巻く環境は大きく変化しています。

特にICT機器の活用度は、全国平均や大阪府平均を大きく上回っており、令和5年度の調査では、「授業でほぼ毎日使う」と答えた小学生は、全国平均28.2%、大阪府平均24.9%に対し、泉大津市では63.0%と、非常に高い水準で活用されています。また、視力矯正者の割合についても、平成24年から令和3年にかけて小中学生とも5%以上増加しています。

こうした状況を受け、「アイケア」に関する知見や技術を有するロート製薬と連携し、本プロジェクトを通じて、「目の大切さ」や「アイケアの重要性」への理解と関心を高め、地域ぐるみでこどもの目を守り、Well-beingな地域社会の実現を目指します。

取り組み概要

本取組みでは、課題感が強く早期予防が求められる「こども」を対象に、アイケアモデル校を中心とした取組みを展開します。

1.「ロートアイケア教材」を活用したアイケア授業の実施
小学4~6年生を対象に、アイケア教材を通して目の大切さを自覚し、デジタル機器との適切な付き合い方「アイケア・スキル」を楽しく学ぶプログラムを実施します。
 

アイスブレイク
目の大切さについて考えよう1
目の大切さについて考えよう2
ガイドブック

2.こどもの「目の健康」ガイドブックの配布
令和8年度以降に入学する児童生徒と、その保護者向けに目の健康のためのガイドブックを配布し、目の健康意識の向上を目指します。

3.廃プラスチック回収×アート作品の制作
目薬容器の回収を行い、回収した廃プラスチックを活用したアート作品の制作やワークショップなどを通してSDGsを推進します。

上記の取組みを皮切りに、泉大津市を実証フィールドとして、ロート製薬の知見・技術と市民社会の力を融合し、全国へと広がる共創型の健康モデルを創出していきます。

この記事に関するお問い合わせ先

成長戦略課