緊急地震速報について

更新日:2023年08月01日

緊急地震速報は、気象庁が平成19年10月1日から広く一般に向けて発表を始めた新しい防災情報です。 これは、震源近くで最初の小さな揺れをキャッチ、地震の規模や震源を予測し、実際に強い揺れが起こるまでの短い時間に地震の発生を知らせ、被害を軽減しようとするものです。

緊急地震速報とは

地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを解析して震源や地震の規模(マグニチュード)を直ちに推定し、これに基づいて各地での主要動の到達時刻や震度を推定し、可能な限りすばやく知らせる情報です。 この情報を利用して、受信して列車やエレベーターをすばやく制御させて危険を回避したり、工場、オフィス、家庭などで避難行動をとることによって被害を軽減させたりすることが期待されます。

いつ、どこから発表されるか

最大震度5弱以上と予測された地震の場合に、強い揺れ(震度4以上)が予測される地域をテレビやラジオなどで気象庁から緊急地震速報として発表されます。 (注)テレビ、ラジオは見たり聞いたりしていないと情報を得ることはできません。(自動的にスイッチは入りません。)

緊急地震速報を見聞きしたときは

緊急地震速報は、情報を見聞きしてから地震の強い揺れが来るまでの時間が数秒から数十秒しかありません。 その短い間に身を守るための行動をとる必要があります。緊急地震速報を見聞きしたときの行動は、「周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保する」ことが基本です。

家の中

家の中での対応が基本であり、学校や職場などで緊急地震速報を見たり聞いたりした時の行動についても日ごろから十分考えておくことが重要です。

  • 頭を保護し、大きな家具から離れ、丈夫な机の下などに隠れる
  • あわてて外へ飛び出さない
  • その場で火を消せる場合は火の始末、火元から離れている場合は無理をして消火しない
  • 扉をあけて避難路を確保する

屋外

  • ブロック塀の倒壊や自動販売機の転倒に注意し、これらのそばから離れる
  • ビルの壁、看板、割れたガラスの落下などに備え、ビルのそばから離れる

運転中

  • 後続の車が情報を聞いていないおそれがあることを考慮し、あわててスピードを落とさない
  • ハザードランプを点灯するなどして、周りの車に注意を促したあと、急ブレーキをかけずに、緩やかにスピードを落とす
  • 大きな揺れを感じたら、急ハンドル、急ブレーキを避けるなど、できるだけ安全な方法で、道路状況を確認して左側に停止させる

列車・バス

  • つり革、手すりなどにしっかりつかまり、揺れが収まったら、乗務員の指示に従う

大規模施設

  • その場で、頭を保護し、揺れに備えて身構える
  • つり下がっている照明などの下から退避する 
  • あわてて非常口や階段に駆け寄らず、館内放送や係員の指示に従う

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

危機管理課
みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか
このページに関してのご意見がありましたらご記入ください。

当フォームは、返信不可能のため、ご質問にはお答えすることができません。