「泉大津市気候非常事態宣言」を表明しました。

「泉大津市気候非常事態宣言」について

 

 この度、泉大津市では6月5日「環境の日」に因んで、近年の地球温暖化が一層深刻な事態となってきているため、「泉大津市気候非常事態宣言」をしました。

 未来の地球のために私たちにもできることがあります。地球の危機、人類の危機を救うことができるのは、私たち一人ひとりの行動です。

 泉大津市は、市民のみなさんと一緒に、「持続可能な社会」の実現に向け地球にやさしいまちを目指していきます。

 

 

 泉大津市気候非常事態宣言

 

 今、地球はかつてないほどの危機に瀕しています。

 世界各地で、猛暑、干ばつ、集中豪雨や超大型台風等の異常気象による甚大な被害が発生し、また熱中症・感染症の増加、農作物・生態系の変化も拡大し、私たち人類の生命を脅かしています。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書によると、気候システムの温暖化は疑う余地がないこと、自然的要因だけでなく人間による影響が、近年の温暖化の支配的な要因であった可能性が極めて高いこと、気候変動はすべての自然及び人間社会に影響を与えていること、温室効果ガスの継続的な排出は、更なる気候システムが温暖化へと変化をもたらし、人々や生態系にとって、深刻な影響を生じる可能性が高まるとされています。さらには土壌、水質、大気汚染等による環境への影響は、人々に深刻な健康被害をもたらし、自給率の低い日本において、とりわけ農地の少ない本市においては、世界的に懸念されている食糧問題に晒される可能性が高いと考えています。

 

 今まさに、泉大津、日本、世界、人類は最大の危機を迎えています。

 

 この事態をつくりだしたのは、地球環境を無視した持続不可能な経済活動が地球規模で行われてきた結果であり、人間のエゴに起因していることは否定できない事実であります。我々はその反省にたって、子々孫々にわたり持続可能な地域社会、地球を残すために協力して行動を起こさねばなりません。

 

 この危機に対処するため、世界では「脱炭素」社会を目指した動きが加速しています。また、農業分野においては、自然の生態系を活かした環境負荷のより小さい農業が推進されてきています。持続可能な開発目標SDGsが2015年9月に国連で採択され、世界的共通認識のもとに運動が起こりつつあります。

 未来の地球のために私たちにもできることがあります。地球の危機、人類の危機を救うことができるのは、私たち一人ひとりの行動です。

 

 本市は、2002年に環境基本計画を策定し「地球を守り、身近な自然を大切にする心を次世代へ引き継ぐ、環境都市泉大津」を目指してまいりました。今後もその理念を継承し、更なる持続可能な環境都市を実現するため、ここに気候非常事態を宣言します。

  1.  気候危機の現状について市民や事業者と情報を共有し、協働して全力で気候変動対策に取り組みます。
  2.  再生可能エネルギーの研究を重ね、最大限利活用等を推進し、2050 年までにCO₂排出量実質ゼロを目指します。
  3. 近隣自治体や、農山村を有する自治体と連携をし、自然環境を守りながら共生するための地域間連携の取り組みを進めます。
  4.  自然環境の保全や生態系を大切にし、花と緑を育む活動を推進するとともに、環境保全と経済活動が両立した都市構造を目指します。

 

令和2年(2020年)6月5日

                               泉大津市長  南出 賢一

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