女性防災士、ジェンダー研究者をアドバイザーに招き、避難所訓練で「これからの避難所づくり」を検証(令和2年11月13日)

更新日:2021年06月30日

泉大津市は11月11日(水曜日)、住友ゴム工業株式会社泉大津工場(河原町9-1)で、住民参加による避難所開設訓練を実施した。市と同工場は本年6月、同工場の施設内にある体育館や駐車場を臨時避難所として活用する協定を締結。今回が初めての避難所開設訓練となった。

訓練はコロナ禍での感染防止対策に加え、「誰でもできる避難所開設」、「誰もが過ごしやすい避難所」を目標に、女性防災士やジェンダー研究者をアドバイザーに招き、これからの避難所づくりについての検討を行った。訓練には入庁1、2年目の市職員や同工場職員、地域の自治会や企業、小学校の教員、泉大津警察署など約120名が参加した。

市職員と同工場職員は避難所開設に必要な手順書と物品が揃えられた「コロナ避難所開設キット」を活用し、「誰でも簡単に避難所を開設できるか」を検証。協力しながら手順書どおりに開設することはできたが、即席チームでの指揮命令のありかたなどが課題として挙げられた。また、参加した市民からは段ボールベットやパーティションの設営の仕方を学び、自ら組み立てることにより、「実際に開設しなければいけない状況になったとき、何をすれば良いか具体的に分かった」などの声も聴かれた。

女性防災士の増田裕子さんとジェンダー研究者の岩田千栄美さんからは女性の視点で避難所での課題や対応策についてのアドバイスが提供された。同工場は24時間使用できる男性用大浴場があり、災害時は避難者も同浴場を活用することができる。時間帯別での、男女利用を想定していたが、1日の中で時間を区切るとオペレーションが複雑になる、時間帯を間違えるなどが懸念されることから日替わり制を提案。非常時に毎日お風呂に入れないのは受け入れてもらう。その代わり、女性の日は女性だけに開放されることによって、利用時間も分散させることができるため、感染症対策にもなるのではとの考え。

岩田さんは「大浴場1つとっても、いろんな視点で見ることによって実際に使いやすいものになっていく。課題は多く残っているが、まずは課題を発見できたことは大きな一歩だと思う。全国自治体のモデルになるような取り組みに進化させたい」と話す。

南出賢一泉大津市長は「新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大は刻々と深刻度を増している。日本国内も第3波の状況が懸念される。この非常事態・難局を市民・地域企業・行政が一致協力して乗り越えていきたい。今回の訓練では『誰でもできる避難所開設』と『誰もが過ごしやすい避難所』を検証した。この非常事態・難局をチャンスと捉え、今回の検証で出された課題を今と未来の泉大津市に活かしていきたい。」と話した

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