ペットを飼おうと考えている人へ

 日本全国で、平成28年度に収容された犬猫は約11万4千頭(犬:41,175頭、猫:72,624頭)。

 このうち、譲渡や返還の叶わなかった約5万6千頭(犬:10,424頭、猫:45,574頭)が殺処分されています。

 収容された犬猫のうち、約1万6千頭(犬:4,663頭、猫:11,061頭)が、「飼えなくなった」として飼い主が自分で動物愛護管理センター等に引取りを依頼した犬猫です。

 (数値は環境省統計資料「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」より)

ペットが飼育放棄される主な理由は次のようなものです。

  • 飼い主が高齢になり、ペットの世話をすることができなくなった。
  • 飼い主がペットを残して、入院(又は死亡)し、ペットを引き取る親族が誰もいない。
  • 仕事・介護等の事情で、ペットの世話までする余裕がない。
  • 引っ越しで飼えなくなった。
  • ペットが病気や怪我により治療が必要になったが、治療費が高い。
  • 猫を外で飼っていたら、子猫が産まれ、全部を飼えない。
  • しつけのために犬を叩いていたら、犬が噛むようになった。

 ペットを手放す事情は様々ですが、最後まで責任を持って飼うという、飼い主として当たり前の責任を果たせなかった結果、多くの尊い命が奪われています。

 動物を飼うということは、同時に飼い主としての責任が伴うことでもあります。飼う前に、家族全員で以下のことを確認してください。

ペットを飼う前に考えていただきたいこと

居住環境

 分譲の集合住宅や賃貸物件の場合、「希望するペットを飼える」ということが、賃貸契約書や管理規約などで記載されているか確認してください。

 「他の人も飼っているからきっと大丈夫」と確認しないままペットを飼育し、貸主等から、手放すよう言われる事例や退去を迫られる事例がたくさんあります。

 また、ペット可の物件であっても、飼えるペットの種類や頭数に制限があることがほとんどですので、必ず確認してください。

 将来に転居や転勤の予定があるなら、引っ越し先でもペット可の住宅を選べるかどうか、判断しておくことが必要です。

ペットの種類や大きさ・生態・特性など

 動物が幼い時は小さくて可愛くても、大人になると思っていたよりも大きく、力強くなることがあります。

 また、思っていたよりも長生きすることもあります。飼い主もペットも歳を重ね、年老いた時の世話や介護のことも考え、種類や大きさを選んでください。

 ペットの種類によって、「簡単に飼える」「世話が楽である」「散歩の必要がない」「吠えない」などの情報がインターネット等で記載されていますが、正確な情報でない場合や個体差もありますのでご注意ください。

ペットにかかる費用

 ペットを飼育するためには、購入費用の他に、食費や予防費(予防注射等)、病気・怪我の治療費など多大な費用がかかります。

 飼い始めてから経済的な理由で行き詰らないよう、あらかじめ必要な費用を考えておきましょう。

 特に、治療費については、ペット用の保険に入っていない場合、1回の通院でも数千円から数万円かかることがほとんどです。

ペットの世話

 土日祝も年末年始も、世話を休むことはできません。ペットホテルもありますが旅行にも行きづらくなるかもしれません。

 また、ペットが急に病気になったりケガをした場合は、動物病院にすぐ連れて行く必要があるため、仕事やほかの用事を休む必要もあるでしょう。

 子どもが世話をするから飼いたいと言う場合もありますが、子どもの進学・就職・転居などで結局は親が世話をすることが多いので、そのことも考慮する必要があります。

 動物によって寿命は様々ですが、犬で15年前後、猫で20年前後と言われています。ペットも高齢になると、認知症や寝たきりになるなど介護が必要となります。

 飼い始めた動物が10年経って、介護が必要になり始めるころには、飼い主や家族も同じように10歳年を重ねています。

家族の同意

 あなただけでなく、家族全員で考えてください。

 家族によっては、違う意見が出る事もあるでしょうが、全員で協力して世話をすることが大切です。

 家族のためにも、ペットのためにも、全員が賛成する環境になってから飼い始めましょう。

万が一のとき

 地震や津波などの災害時や、飼い主の突然の入院や事故などはいつ起こるかわかりません。

 万が一、そのような事が起きてしまったとき、ペットがどうなるのかを考えておいてください。

 ペットが路頭に迷うことのないよう、代わりに飼ってくれる人をみつけておくことや、他の人でも飼いやすいようしつけておくことが大切です。

ペットの入手先

「保護された動物を引き取る」or「販売業者から購入する」

どちらの方法にも、良い点と注意点があります。自分の生活環境やペットを飼う目的、経験や知識等を考えて判断するようにしましょう。

動物についての正しい知識を持ち、動物を適正に扱っており信頼できるところから入手しましょう。

譲渡(自治体や動物の保護団体から引き取る)

大阪府動物愛護管理センターで譲渡を行っているほか、市内でも譲渡会等を行ってる団体があります。

良い点

  • 動物の命を救い、新たな飼い主として、動物に安心して生活できる環境を提供できます。
  • 成熟してる場合には、動物の体格や性格がある程度わかります。
  • トライアル期間(試しに飼ってみる期間)を設けている場合があり、相性や性格の観察ができます。
  • 講習会やしつけ方教室等で、飼い方の相談や情報提供を受けられる場合があります。

注意点

  • 年齢や病歴、これまでの飼育環境などの細かい情報がない場合があります。
  • 保護されるに至った経緯によっては、飼養に特別な理解と技術が必要な場合があります。
  • 希望する種類や年齢、大きさの動物に出会えない場合や、条件などにより譲渡してもらえない場合があります。
  • 譲渡されるまでの流れや必要な書類・条件等はそれぞれの団体で異なります。
  • 譲渡とはいえ、それまでの飼養費用やワクチン代等を請求される場合がありますので事前に確認しておきましょう。

購入(ペットショップやブリーダーなどから購入する)

法律に基づき、大阪府に登録されている販売業者から購入しましょう。

販売業者には、動物取扱業者標識の掲示や販売する際の現物確認・対面説明等が義務付けられています。

良い点

  • 成熟した時の大きさや、品種による世話や手入れの違い、なりやすい病気などについて、専門的なアドバイスが受けれます。
  • 保険やペット用品など、その動物に関わる情報やサービスを同時に入手できます。
  • ブリーダーの場合は、親の体格や性格、飼養環境などをみて検討できる場合があります。

注意点

  • 「かわいい」「目が合った」などの理由で購入を衝動的に決めるのでなく、冷静に判断しましょう。
  • 購入後に病気が発見された場合など補償内容のトラブルがありますので、購入時には書面を交わし契約内容をしっかりと確認しておくことが大切です。
  • 無理な繁殖をしたり、病気の知識や衛生管理が不十分など、不適切な業者であることがあります。
お問い合わせ
環境課

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