泉大津市文化フォーラム(平成25年度)

平成25年度の文化フォーラムは「歴史」と「文学」。

会場:テクスピア大阪

時間:午後2時~3時30分

参加費:無料

申込:不要

シリーズ「文学へのいざない」

平成26年1月26日(日曜日) 「地霊とたわむれる」
高樹のぶ子氏(作家、芥川賞選考委員)

文化フォーラム「地霊とたわむれる」チラシ

 2012年から文芸誌で始めた短編連作は、日本で最も古い説話集である日本霊異記(にほんりょういき)を、現代に紹介するための短編である。日本霊異記は1200年も昔に編纂された116話からなる説話集だが、勧善懲悪のパターン化された中にも、人間味のある面白い要素が散見される。現代に生きる若い明日香ちゃんを主人公に、ミステリータッチで書く短編の、古今を貫く情報は「地名」だ。地名と共に生き続けてきた地霊だ。もちろん、泉大津もその舞台となる。
 地名や地霊のお話など、聞いていただければと思う。

平成26年3月16日(日曜日) 「言葉を楽しむ~俳句のユーモア」
坪内稔典氏(佛教大学教授)

文化フォーラム「俳句のユーモア」チラシ

 私たちは「言葉」を通して見ています。考えるのも感じるのも味わうのも言葉を通してしています。言葉はもしかしたら「人」を作っているのかも。そのような言葉の魅力を「俳句」を通して考えます。「三月の甘納豆のうふふふふ」「たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ」「春の風ルンルンけんけんあんぽんたん」「多分だが磯巾着は義理堅い」「老人は甘いか蟻が五六匹」。以上は私の句です。

シリーズ「歴史の新視点」(講演は終了しています)

5月12日(日曜日) 「大和政権の成立」
広瀬和雄氏(国立歴史民俗博物館教授)

大和政権の成立

 「畿内に成立した大和政権が、徐々に各地に支配を拡大していった」との通説は、初期の前方後円墳をみるかぎり正しくない。「卑弥呼の墓」との説もある箸墓古墳と同一形式の前方後円墳が、茨城県梵天山古墳や東京都宝萊山古墳など、3世紀中ごろから後半ごろにかけて東国各地でもつくられているからだ。いわば「同時多発」的なありかたをしめす初期前方後円墳をとおして、大和政権の成立を再考してみよう。

6月9日(日曜日)「聖徳太子は、何を考えていたのか」
千田稔氏(奈良県立図書情報館館長)

聖徳太子は何を考えていたのか

 聖徳太子は、なぜ飛鳥を離れて斑鳩に宮をおいたのでしょうか。推古女帝の補佐をするならば、飛鳥に近い豊浦宮あるいは小墾田(おはりだ)宮の近くに宮を営んだ方が、効率的であったと思われます。飛鳥寺で仏教の研鑽を積むこともできたはずです。にもかかわらず、なぜ、斑鳩寺(法隆寺)を建立したのでしょうか。聖徳太子は、国家と宗教の関係について、何を考えていたかを探ってみましょう。

7月7日(日曜日) 「西郷隆盛に学ぶ―小国大輝論」
上田篤氏(元大阪大学教授)

西郷隆盛に学ぶ

 日本は明治維新で、近代国家の方向として二つの道の選択を迫られた。一つは大久保利通の「プロイセンを範とする富国強兵の中央集権国家」であり、いま一つは西郷隆盛の「スイスを念頭においたとおもわれる御地のことは御地の人にお任せ申す地域分権国家」である。その二つの路線の功罪を論じ、これからの日本の在り方を「小国大輝」として考えたい。

9月23日(祝日) 「古代史のなかの和泉の寺々」
上原真人氏(京都大学大学院教授、歴史考古学)
1949年神奈川県生まれ。京都大学文学部卒。同大学院博士課程単位取得退学。1979年、奈良国立文化財研究所研究員を経て、1996年京都大学大学院文学研究科教授。
農具などの木器や古代寺院研究の第一人者。1999年、「瓦と木器から日本の古代を追求」した業績で、優れた考古学研究者に贈られる濱田青陵賞(岸和田市選定)を受賞。各地で史跡整備の保存、埋蔵文化財発掘の調査研究、指導助言を行っている。

古代史のなかの和泉の寺々ちらし

お知らせ

 当初、講演を予定していた森郁夫氏(前帝塚山大学附属博物館長、帝塚山大学名誉教授、元京都国立博物館考古室長)は5月30日、急逝されました。謹んで哀悼の意を表します。
 

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