泉穴師神社神像80躯が重要文化財に

 平成28年3月11日、泉穴師神社所蔵の神像80躯が、国指定重要文化財として文化庁文化審議会から答申され、同年8月17日に文部科学省から告示されました。これは既指定の8躯に加え72躯が追加されたものです。80躯という神像数は、京都市上京区の大将軍八神社に並んで、1神社で所蔵する重文神像数としては日本最多となります。

追加指定された神像の一部

神像の概要

 重要文化財の名称は「木造神像」で、数量は80躯です。構造は檜材の一木造で像高は8.8cm~58.1cmです。神像のほとんどが12~13世紀(平安時代後期から鎌倉時代)につくられたもので、この時期の神像がこれほどまとまって残されている例は極めて希少です。男神像42躯はすべて坐像で、ほとんどが巾子冠、袍を著け、胸前で拱手します。女神像30躯も全て坐像で、ほとんどが垂髪、大袖衣を著け、胸前で拱手します。
 神像の多くは、赤や緑を主体とした彩色文様がよく残り、面部に漆箔が施された像が13躯(既指定1躯含む)あります。金色身の神像は、他に大将軍八神社の神像群(重要文化財)中の一躯など数例が知られる程度で、本神像群の顕著な特徴といえます。
 また、東京文化財研究所におけるX線CT撮影で、同木から男女1対あるいは3躯で1組の像として造られたと思われる組み合わせが、複数みつかっています。
 今回追加指定される72躯以外の8躯は、明治32(1899)年に古社寺保存法に基づく旧国宝に指定され、昭和25(1950)年に文化財保護法に基づく重要文化財に指定されています。追加指定された72躯については、昭和45(1970)年に「泉穴師神社 木造男女神像群」の名称で大阪府指定有形文化財に指定された75躯に含まれるものです。神像が80躯まとまって重要文化財に指定されるのは、当社以外では大将軍八神社(京都市)だけであり、国内最多です。
 

 

 

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